- ホーム>
- 用語集
- あ行
- か行
- さ行
- た行
- な行
- は行
- ま行
- や・ら・わ行
- アルファベット
あ行
- アーシング
- バイクや車で、マイナスの配線を強化する事により、電気の流れをスムースにする為のチューニングです。
- アール
- R=円弧の半径の事。コーナー(カーブ)の曲がり具合を表すものです。
道路やサーキットなどでは、Rの値が大きくなるとコーナーがゆるくなり、高速コーナーとなります。
パーツなどの部品の曲がり具合などにも使用されます。
- アイシング
- ガソリンが気化するときにまわりの熱を奪います。冬季では空気中の水分が凍る時もあります。
一部の車両ではこの為冬季に始動性が極端になる車両があります。
対策としてキャブレターヒーターが装着されている事があります。
- アイドリング
- スロットルを閉じている状態でエンジンが動いていること。またはエンジンを暖めておく暖機運転を指す事もあります。
地球温暖化を防止するためにアイドリングストップ運転が進められている。
- アクスルシャフト
- 車軸の事です。
ホイールのセンターを通っていて、車体とホイールをつなぎ合せているシャフト(軸)の事です。
このパーツを変更する事により、剛性が上がったり、計量化パーツに変更したりすると、バネ荷重の軽減につながりサスの動きが良くなります。
- アクセル
- accelerator [アクセラレーター]の略。「加速装置」の事。
スロットルとも言います。
- アクセルターン
- バイクを寝かしている状態でアクセルを開けてクラッチを一気につなぐとバイクがくるっと回るテクニック。
ちなみに、前輪をロックしたままバーンナウトさせ、円を描く事はマックスターンという。
- アクセルワイヤー
(ケーブル)
- アクセルとキャブレター、インジェクションをつなぐワイヤーの事です。
一本引きの物と、引き側と戻し側のある、二本引きの物があります。
メンテナンスを怠ると動きが悪くなり、最悪の場合ワイヤーが切れたり、引っかかったりする事あります。
ケーブルに注油する為の専用工具等を使用して、定期的なメンテナンスが必要です。
- 足回り
- タイヤ、ホイールやブレーキ、サスペンション等の走行に関するパーツの事を総称して足回りと言います。
- アスペクトレシオ
(アスペクト比)
- タイヤの扁平率(高さと幅の割合)の事です。
この数値が低くなると、タイヤの厚みが減ります。
最近では扁平率の低いタイヤに人気がありますが、扁平率が下がるとタイヤ自体の衝撃吸収性が少なくなるので操縦性に影響が出る事があります。
- アセンブリ(アッセンブリ)
- パーツが組み合わさって一つの部位を構成している塊をアセンブリと言います。
Assy(アッシー)とも言います。
反対に、最小構成パーツをスモールパーツと呼びます。
- あそび
- 各パーツ類の実際に操作してから、動きが始まるまでの、余裕部分を言います。クリアランスとも言います。
あそびが全くないと操作に対しての反応が敏感になりすぎ、あそびが大きすぎると操作に対して反応が鈍感になりすぎ適切なあそびの調整が重要です。
- あたり(アタリ)
- 新品の状態から、ある程度使用して、馴染んだ状態をあたり(アタリ)が出たと言います。
組み付け時に意識的に研磨し、あらかじめ馴染んだ状況に近づけてから作業を行う事もあります。
あたりが出るまでの完熟走行を「ならし運転」と言います。
高精度工作機械の登場により、「ならし運転」は不要との意見もあります。
- 圧縮比(コンプレッション)
- エンジンのピストンが下死点にある時のシリンダー内の容積率とピストンが上死点にある時の容積率の割合を言います。基本的には圧縮率の高いエンジン程ハイパワーエンジンの傾向があります。
- アッパーカウル
- 一般的にはハンドル回りを覆っているカウリングの事を言います。
形や大きさにより、ビキニカウル、ロケットカウル等の呼び方をされる事もあります。
小排気量のスクーター等はハンドルガードと呼ばれる事もあります。
- アップハンドル
- グリップ位置が高めのハンドルの事です。
グリップが高い位置に来る為、ライディングポジション(乗車姿勢)が起き気味になる為楽な姿勢で運転が出来ます。
- アドレス
- スズキのスクーターの人気シリーズ。
アドレス→アドレスVと進化してきた。
最新のアドレスV125は通勤ライダーに大人気モデルとなっている。
- アナログメーター
(analog meter)
- 針が振れるタイプのメーターのこと。アナログ時計と同じで、針が示したところの目盛りを読む。
これに対して、数字や記号が液晶画面に表示されるのがデジタルメーターである。
- アフターマーケット
- バイクの消耗品やカスタムパーツを販売したり、サービスを提供したりする市場のこと。
ユーザーがバイクを買った後に直接関わって目を向けるためアフターといわれる。
つまり「ハード」であるバイクを活かす「ソフト」の市場を指し、いうなれば“バイクの楽しみ方”を提唱する市場なのである。
- アルマイト加工
- アルミパーツの表面に酸化処理をほどこし、薄い被膜を作ること。
耐蝕性や耐摩耗性などが向上する他、赤・青などの着色もできるので見た目も美しく仕上がる。
- アルミホイール
- 純アルミニウムにさまざまな元素を添加した多種多様なアルミニウム合金。
鉄より軽く、加工しやすい。この合金を使用したホイールのこと。
- アンダーステア
- コーナー走行中に外側に膨らんでしまうこと。
逆の意味のオーバーステアという用語もある。
- イグニッション
- エンジンに点火する電圧を発生させる装置。
バイクでは12Vの電圧をイグニッションコイルで1万~2万Vまで上昇させ、スパークプラグでエンジンに点火させます。
- イモビライザー
- バイクのエンジンを切るとエンジンの電気回路を複数の箇所で遮断してエンジンをかからなくするシステムです。
専用キーに埋め込まれたトランスポンダと呼ばれる電子チップが持つ固有のIDコードと車両側のIDコードを電子的に照合し、一致すればエンジンを始動させることができる。従って合カギなどでドアを開け、エンジンを始動させようとしてもIDコードが一致しない限りエンジンを始動させることができない。
- イリジウム(iridium)
- 原子番号77の白銀族元素の一つ。耐熱性にすぐれているため、点火プラグに用いられる。
イリジウムプラグは電極部分を小さく出来るので低燃費、ハイパワーとなる。反面かぶりやすい傾向がある。F.I.車両ではメリットを享受しやすい。
- インジェクション
- キャブレターの代わりに燃料を直接噴射する装置。
環境問題の事もあり、最近のバイクはほとんどインジェクションになっている。
- インジケーターランプ
(indicator lump)
- バイクの状態を知らせるランプのこと。ほとんどのモデルはメーター周りにある。
ギヤをニュートラルに入れたときに点灯したり、ウインカーを点けたときに点滅するランプ、またヘッドライトをハイビーム(上向き)にする際にも光るランプなどを指す。
- ウィンドスクリーン
- カウルの上部に付いている透明部分の事で、風除けの効果がある。
- ウエス(waste)
- バイクの整備をするときに使う布のこと。油汚れを拭き取ったり、部品にキズが付かないようにカバーをしたりと、何にでも使える便利な布。要は雑巾のことでバイク用品店やカー用品売場では、専用の生地で作られたものを売っている。
- ウエットサンプ方式
- エンジン潤滑方式の一つで、エンジン底部のオイルパンにたまっているオイルをポンプで吸い上げて、回転部などに送り潤滑するシステム。オイルが潤滑するのはエンジン内部のみとなる。反対の用語はドライサンプ方式。
- ウィリー
- 前輪を持ち上げて後輪だけで走行すること。
あげすぎてまくってしまうと車両へのダメージ大。
- 運転免許証
- バイクや車を運転する為に必要な国が定める証明証。
身分証明する時にも役に立つ。
- ABS(エービーエス)
- ABS=Anti-lock Brake System(アンチロック・ブレーキシステム)。
様々な路面状況下でもホイールロック傾向を防止して、タイヤ本来の性能を発揮させるブレーキシステム。フロントとリアのホイールセンサーから受け取る回転信号をECUで瞬時に分析し、ブレーキの油圧系をコントロールして的確にホイールロックを制御する機構。
- エアクリーナー
- エンジンが吸入する空気を浄化するフィルター。
このパーツが無いとキャブレターやエンジン内にゴミが入り、性能の低下や故障につながる。
- HID(エイチアイディ)
- High Intensity Dischargeの頭文字を取った略称で、高照度放電装置のこと。
通常バイクで使われる電球は、フィラメントが発熱、発光することによって明るさを得ているが、このHIDは、高電圧の電気を放電させたときの明るさをライトに利用している。
普通の電球がいわゆるタマ切れを起こすのに対し、HIDはフィラメントを使わないため切れるということはない。また、電球では無くバーナーと呼ばれる。通常の電球と交換するだけでは使用できない。専用の高電圧発生装置(バラスト)が必要となる。
- FRP(エフアールピー)
- Fiber Reinforced Plasticsの頭文字を取った略称。日本語でいうと繊維強化プラスチック。
カウルなどに使われる、ガラス繊維で補強された素材。鉄板などに比べると衝撃には弱いものの、軽量であることが利点。手作りで成形できるので、生産個数の少ないパーツに利用される。
- MFバッテリー
(エムエフバッテリー)
- メンテナンスフリーバッテリーのこと。従来のバッテリーは、日々点検をして中のバッテリー液が減ってきたら補充しなければいけなかったが、MFバッテリーは密閉型なので構造的にバッテリー液が減りづらく、横置きも可能。 現在、ほとんどのバイクがこのMFバッテリーを採用している。
- LED(エルイーディー)
- Light-Emitting Diodeの頭文字を取った略称。いわゆる発光ダイオード。
見た目は小さなガラス玉のようなもので、電気を通すと光を放つという構造になっている。いわゆる従来の電球と比べて、極端に強い光は得られないが消費電力が少ない、寿命が長い、衝撃に強いなどのメリットが多数あるので、バイクには適した素材である。
最近は、テールランプ、ブレーキランプ、ウインカー(フラッシャー)などへ電球に代わって採用されているモデルも増えている。
- エンジン
- 動力機関、内燃機関の事を指す。
バイク・車・船・航空機など、様々な物に使用されている。
- エンジンオイル
- 人間で例えるなら血液のような物で、エンジン各内部へ行き渡る。
潤滑、冷却、洗浄、防錆効果など様々な作用をし、色々な場所に使用されている。
- エンジンスライダー
- エンジンの外側に取り付けることで、転倒した際のエンジンへのダメージを軽減するためのパーツ。ちなみに、クランクケース下部を守るために取り付けられているパーツはエンジンガードという。
- エンジンハンガー
- エンジンとフレームを結ぶプレートなどのこと。文字どおりエンジンを吊す(hang)形で取り付けられているパーツ。エンジンとフレームを直接つなぐことにより、車体の剛性を上げることができる。
- エンジンブレーキ
- エンジン動力の仕組みを使って速度を落とす方法。
- エンスト
- 回転数が低く、バイクを動かす為に必要な力に対してエンジンのパワーが足りないとエンジンが止まってしまう。
- オーバーフロー
- 主にガソリンがキャブレターからあふれることを指す。
これはガソリンの通路がつまっていたり、供給量を調節する部品が壊れていたりするからであるが、通常オーバーフローしたガソリンはオーバーフローパイプによって外に出される。しかし、それで処理し切れないくらい大量にオーバーフローしたときは、最悪の場合エンジン内部にガソリンが流れ込んでしまうということもありうる。そうなるとエンジンへのダメージは避けられない。
- OHC
(オーバーヘッドカムシャフトの略)
- オーバーヘッドカムシャフト(Over Head Camshaft)という方法で吸排気バルブの開け閉めをするエンジンの形式のこと。
カムシャフトが、シリンダーの上側に配置されているので、オーバーヘッドカムシャフトという。吸気側と排気側のバルブを、それぞれ独立した専用のカムシャフトで動かしているものは、カムシャフトが二本必要になるので、DOHC(Double Over Head Camshaft)と呼ばれる。
ツインカム(Twin Cam)も同義語。
- OHV
(オーバーヘッドバルブの略)
- オーバーヘッドバルブ(Over Head Valve)という方法でバルブ(弁)の開け閉めをするエンジンのこと。
バルブがシリンダーの上側に配置されているので、オーバーヘッドバルブと呼ばれている。OHVのエンジンは、プッシュロッドが入っている筒が外から見えることが多いので、特徴あるデザインになる。
バルブがシリンダーの上側にあるという点で、OHCもOHVと一緒だが、OHCの方が主流となってしまったため、OHVはほとんどなくなり、カムシャフトが上にあればOHC、カムシャフトが下方にありプッシュロッドを使うエンジンならOHVということが多くなった。
- オーバーホール
- 分解して整備、修理する事を指す。
- オイルクーラー
- エンジンオイルを冷却する装置です。
温度が上がるとオイルの性能はおちてしまうので、冷却水をラジエターで冷却するようにオイルもオイルクーラーを取り付けるとオイルの冷却ができます。
オイルが高温になると油膜が切れて、エンジンが焼き付いたりするので、エンジン出力を上げたり、バイクに過酷な走行が多い場合には必要となります。
バイクの4ストロークエンジンの場合、エンジンオイルとミッションオイルをかねています。空冷エンジンのオイルクーラーの取り付けはエンジン冷却に非常に有用な時があります。
- オイルキャッチタンク
- その名の通りオイルを一時的にためておくタンクのこと。
ピストンとシリンダーの隙間からクランクケース内へ流れ込んだ未燃焼の混合気や燃焼カスのことを“ブローバイガス”というが、現在は環境への配慮から、これを空気中へそのまま排出すると違法となるため、ブリーザーホースでエアクリーナーへ戻して、再び燃焼室へ送り込むことが義務づ
けられている。この時、ガス中に含まれるオイルや水分を取り除くためホースの途中に設けられるのがオイルキャッチタンクである。
- オイルフィルター
- エンジン内部の金属粉がそのままエンジン内部を循環していると不調をきたすので、オイルをキレイにする必要がある。そこでエンジンオイル内の金属粉を取り除く、いわばオイルろ過装置的な役割を果たすものが必要になってくる。それがオイルフィルターである。
- オドメーター(odometer)
- 今までに走った総距離を表示するメーターのこと。スピードメーターと一体になっているものが多い。アナログの場合はメインスイッチを入れなくても表示されているが、デジタルの場合はメインスイッチを入れないと表示されない。
- オフセットシリンダー
(Offset Cylinder)
- エンジン運転時、ピストンとシリンダーの摩擦ロスを低減し、燃焼で生み出されるパワーを効率よく引き出す仕組み。クランク中心軸とシリンダー中心軸に差を設け、シリンダー内の圧力が最大のときピストンとコンロッドの傾きが少なくなるようにしてある。
- オフロードバイク
- 舗装以外の路面を走りやすいように作られたバイクの事を指す。
北海道のツーリングではオフロードバイクのみが楽しめる場所がたくさんある。
- オルタネーター
- 発電機のことを指す。バイクはいろいろなところで電気を使用しているが、内蔵しているバッテリーだけではすぐに電気を使い切ってしまう。そこで、エンジンの回転を利用した発電機であるオルタネーターで電気をつくっているのだ。オルタネーターは、各パーツへの電力供給の他に、バッテリーの充電という役割も担っている。もしオルタネーターがなければ、バッテリーは放電していく一方で、すぐに使えなくなってしまう。
- オンロードバイク
- 舗装路を走ることをテーマに作られたバイクの事を指す。
オンロードバイクで舗装路以外の道を走ると大変な事になる。