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アルファベット
- ABS(Anti-lock Brake System)
- ABS=Anti-lock Brake System(アンチロック・ブレーキシステム)。
様々な路面状況下でもホイールロック傾向を防止して、タイヤ本来の性能を発揮させるブレーキシステム。フロントとリアのホイールセンサーから受け取る回転信号をECUで瞬時に分析し、ブレーキの油圧系をコントロールして的確にホイールロックを制御する機構。
- BTDC(Before Top Dead Center)
- 上死点前という意味。エンジンの点火時期やバルブタイミングにおいて、
ピストン上死点を0度として、クランクシャフトの回転角度(作用角)で表される。
- carbonfiber(カーボン)
- 宇宙技術で開発された炭素素材で、軽量でありながらも強度がある。黒っぽい色をしており、近づいてよく見てみると編み物のような繊維の模様が見える。主に外装パーツに使われ、軽量で熱にも強いのでマフラーの素材としても採用されている。割れやすいのが難点。カーボンファイバーと呼ばれることもある。
- CDI(Capacitor Discharge Ignition)
- キャパシター・ディスチャージド・イグニッションの略。
CDIはスパークプラグを点火する為に、高容量コンデンサ(キャパシタ)による放電を使用する。
CDIには高度に電子制御された進角装置も内蔵され、高性能CDIの開発により、1万回転を超える
超高回転エンジンにも対応できるようになった。
- DOHC(Double OverHead Camshaft)
- レシプロエンジンにおける吸排気弁機構の形式の一つ。
OHC のカムシャフトを2本にして駆動させるバルブ数を2倍とした方。
複雑なメカニズムだが高性能のスポーツエンジンに向いている。
ツインカムとも言う。
- FRP(エフアールピー)
- Fiber Reinforced Plasticsの頭文字を取った略称。日本語でいうと繊維強化プラスチック。
カウルなどに使われる、ガラス繊維で補強された素材。鉄板などに比べると衝撃には弱いものの、軽量であることが利点。手作りで成形できるので、生産個数の少ないパーツに利用される。
- HID(High Intensity Discharge)
- High Intensity Dischargeの頭文字を取った略称で、高照度放電装置のこと。
通常バイクで使われる電球は、フィラメントが発熱、発光することによって明るさを得ているが、このHIDは、高電圧の電気を放電させたときの明るさをライトに利用している。
普通の電球がいわゆるタマ切れを起こすのに対し、HIDはフィラメントを使わないため切れるということはない。また、電球では無くバーナーと呼ばれる。通常の電球と交換するだけでは使用できない。専用の高電圧発生装置(バラスト)が必要となる。
- iridium(イリジウム)
- 原子番号77の白銀族元素の一つ。耐熱性にすぐれているため、点火プラグに用いられる。
イリジウムプラグは電極部分を小さく出来るので低燃費、ハイパワーとなる。反面かぶりやすい傾向がある。F.I.車両ではメリットを享受しやすい。
- LED(エルイーディー)
- Light-Emitting Diodeの頭文字を取った略称。いわゆる発光ダイオード。
見た目は小さなガラス玉のようなもので、電気を通すと光を放つという構造になっている。いわゆる従来の電球と比べて、極端に強い光は得られないが消費電力が少ない、寿命が長い、衝撃に強いなどのメリットが多数あるので、バイクには適した素材である。
最近は、テールランプ、ブレーキランプ、ウインカー(フラッシャー)などへ電球に代わって採用されているモデルも増えている。
- MFバッテリー
(エムエフバッテリー)
- メンテナンスフリーバッテリーのこと。従来のバッテリーは、日々点検をして中のバッテリー液が減ってきたら補充しなければいけなかったが、MFバッテリーは密閉型なので構造的にバッテリー液が減りづらく、横置きも可能。 現在、ほとんどのバイクがこのMFバッテリーを採用している。
- odometer
(オドメーター)
- 今までに走った総距離を表示するメーターのこと。スピードメーターと一体になっているものが多い。アナログの場合はメインスイッチを入れなくても表示されているが、デジタルの場合はメインスイッチを入れないと表示されない。
- Offset Cylinder
(オフセットシリンダー)
- エンジン運転時、ピストンとシリンダーの摩擦ロスを低減し、燃焼で生み出されるパワーを効率よく引き出す仕組み。クランク中心軸とシリンダー中心軸に差を設け、シリンダー内の圧力が最大のときピストンとコンロッドの傾きが少なくなるようにしてある。
- OHC
(オーバーヘッドカムシャフトの略)
- オーバーヘッドカムシャフト(Over Head Camshaft)という方法で吸排気バルブの開け閉めをするエンジンの形式のこと。
カムシャフトが、シリンダーの上側に配置されているので、オーバーヘッドカムシャフトという。吸気側と排気側のバルブを、それぞれ独立した専用のカムシャフトで動かしているものは、カムシャフトが二本必要になるので、DOHC(Double Over Head Camshaft)と呼ばれる。
ツインカム(Twin Cam)も同義語。
- OHV
(オーバーヘッドバルブの略)
- オーバーヘッドバルブ(Over Head Valve)という方法でバルブ(弁)の開け閉めをするエンジンのこと。
バルブがシリンダーの上側に配置されているので、オーバーヘッドバルブと呼ばれている。OHVのエンジンは、プッシュロッドが入っている筒が外から見えることが多いので、特徴あるデザインになる。
バルブがシリンダーの上側にあるという点で、OHCもOHVと一緒だが、OHCの方が主流となってしまったため、OHVはほとんどなくなり、カムシャフトが上にあればOHC、カムシャフトが下方にありプッシュロッドを使うエンジンならOHVということが多くなった。
- RPM
- RPM(Revolutions Per Minute)の略語で回転速度の単位。
マフラー専門のメーカーの名前でもある。
- waste(ウエス)
- バイクの整備をするときに使う布のこと。油汚れを拭き取ったり、部品にキズが付かないようにカバーをしたりと、何にでも使える便利な布。要は雑巾のことでバイク用品店やカー用品売場では、専用の生地で作られたものを売っている。